はい、今回はモダン柔術の代表的な技、50/50です
日本の試合でも普通に見かけることになり、最近とくに技のバリエーションが発展している、
50/50(フィフティ・フィフティ)の動画を集めてみました😃。
まず基本的な事として50/50の体勢は相手の太腿に自分両脚を絡め、絡めた相手の脚を反対側に流します。
画像で見るとこんな感じですね

下の選手が50/50ガードをする事により、相手は脚を絡まれ身動きがとれないわけですね

ワームガードと同じで動きが速い相手をコントロールしたりする技として発展したんでしょうか。
ここから様々なスイープや関節技に移行する事が出来るわけです

そして足の絡め方は色々あり三角絞めの様にロックする場合としない場合があります。
ブルテリアさんのブルーノフラザトのテクニックDVD(日本語字幕付き)によると、
足を反対側に流せなかった場合に三角絞めの様にロックするとレックドラックに移行されやすいと言ってますね。よくイメージしたらそりゃそうだって感じですよね

しっかりロックした状態は防御力に優れていますが、スイープする時やバックを狙うときはロックを解除します。試合で時間稼ぎさせて膠着させる時にも50/50は有効な技です。しかし、
今後、ペナルティの可能性も出てきたので注意が必要です。しかし、50/50は絶対に知らないとヤバイテクニックの一つですよね

50/50の入り方としては、リバースデラヒーバからキスオブザドラゴン的に入る50/50、ラッソーガードからだったり、1レッグXガードからの草刈りのフェイクから入る50/50だったり、インバーティッド的に入るやり方など色々ですね。しかし、YOUTUBEには中々動画がないんです

こちらはハファエル・メンデス先生の50/50ですね




50/50の体勢から左手は相手の左袖(相手がズボンを掴んで持ち上げようとした時にその袖を掴む)、右手はズボンの裾(脛辺り)を掴み、脚のロックを解除して左足を相手の後ろから入れ帯を引きつけつつ両足で膝裏からフックした状態で前方に押し出しバックをとります

定番中の定番の相手が立った状態からのデラヒーバガードからバックをとるテクニックになんとなく似てますね

↓こちらもハファエル・メンデス先生で、スイープを防いで足を抜こうとして背中を向けてきたら、バックをとる技ですね。
相手が50/50を知ってて逃げ方を知ってるという事が前提の技ですね。
↓こちらはお兄ちゃんのギリェルミ・メンデス
相手の膝の下から右手を入れ自分の道着の襟を掴み左手で相手の右側面の帯を掴みつつサイドに周りながらバックから左足を鼠径部、右足を膝裏にフックしXガードの体勢になり帯を引きつつXガードスイープ。
フェリペ・コスタ先生の50/50からのスイープ
この動画はかなりいいと思います!!!
50/50の体勢から、右手で相手の左の膝横のズボン。左手は相手の右上腕辺りを掴んで、脚を組まずに反対の脚を振り子のように使い、スイープしてます。これは使えますね。
こちらもモダン柔術家キーナンコーネリアス先生の教える50/50からの腕十字

こちらも打ち込みしたいですね。
50/50は入り方がとても大事ですよね。
こちらの先生はラッソガードから正式な50/50じゃない脚を組んだ状態から相手を後方に倒し脚を反対に流し50/50に入ってますね。普通に起き上がって脚を抜いたら2ポイント入るのに・・・と思ってしまいましたがwwそこからの腕ひしぎ十字固めがいいですね

↓腕十字、腕絡み、十字絞め、腕ひしぎ腕固めなどに移行できるそうです

自分の好きな片十字絞めや突っ込み絞めなども使えるかも( ̄ー ̄)ニヤリ
面白い足の抜き方ですね。50/50は足の抜き方が難しいので参考になりそうです。
こちらも面白い。足をすくってスイープ後、くるっと一回転しサイドポジションに。
ブドー・ビデオさんの動画ですね

これはバリエーションが豊富過ぎて書ききれないですね。
↑まず腕ひしぎ十字固め。
腕ひしぎが出来なかったら左肘に左足を当てスイープ右手で相手右足をすくいスイープにいく過程で・・・腕ひしぎ腕固め(ちょっと難易度高そう‥そのままスイープにいけそう)。
腕ひしぎ腕固めが出来なかったら腕がらみ、十字絞めも出来ます。。
右足の甲を大腿二頭筋にフックしアキレス腱固めに移行。逆の脇に抱えてもアキレス腱固め。
7分移行は割愛。
私は身長が高い方なので、その利点を活かそうと三角やオモプラータなどの足技を好んで使いますが、この50/50も実際、使ってみたところかなり使えるので、得意技まで極めれば面白そうだな思っています。
しかし、アキレス腱固めなどをとられやすい、ズボンを掴まれたら膠着してしまうというデメリットもあると思われます。研究の余地ありですね。強い人でも知らないとかかってしまう技みたいなので使わないでも知ることは大事だと思います。
柔術の面白いところは体型により様々なスタイルがあるところなので、上からの攻撃が好きな人は50/50の対策だけしてパスガードの技術を磨きましょう!⤴。
ではまた